皮膚は第3の脳 宇宙服のようなバリア機能
「皮膚は第3の脳」
五感の一つ、「触感」これは皮膚が感じるものです。
皮膚にどのような役割があるか?というと
目に見えない蜘蛛の糸がふれていても感じるほどの敏感さがあり、
周りの環境、刺激から守る役割と内側の体液が流れ出ないようにする防御の役割。
皮膚には宇宙服のようなすごいバリア機能がある。
そして目が見えない人の場合や目が見えていても暗闇など、触れなくても周囲の状況が肌で分かるのも皮膚。
実は色や振動も感じています。
赤なら暖かさ、青なら冷たさなど。
傳田光洋さんの本にはこのようなことも書いてあります。
「たたみ一畳分の大きさ、重さ約三キロ――皮膚は人間の最大の臓器だ。
色を識別し、電波を発信し、情報処理を行う表皮細胞。
感じるだけが皮膚の仕事ではない。
皮膚は脳にも匹敵する、いまだ知られざる思考回路である。
脳のない生物はたくさん存在するが、皮膚をもたない多細胞生物はいない。」
傷口を治す細胞の動きは、赤い色と青い色を当てた時では治り方が違う。
指先の皮膚は体の中でも一番繊細な触覚がある、などなど。
では皮膚が一番いい状態で機能するのはどのような時かというと、
「表面の角質(表皮細胞)と呼ばれる部分が荒れていない時」
セロテープで角質をはがすと、48時間で回復し始めるが、継続的に角質が剥がれた状態(バリア機能が壊れた状態)のままだと炎症が起きてくる。
これがアトピー性皮膚炎です
これもかゆみが止まれば、寝ている時にひっ掻くこともないですよね。
夏の湿気も冬の乾燥も極端ですが、自分でできる範囲で体全体の肌を見直してお手入れしてあげることです。
ロミロミのお客様の声で多いのは
「やっぱり人の手が一番よね」です。
手で触れるマッサージが気持ちいいと感じるのは皮膚の役目のおかげ。
肌は手などで触れられたり抱擁されたりすると、オキシトシン(抱擁ホルモン)を出します。だからマッサージを受けると安心感と気持ちよさを感じるのですって。
幸せホルモンですね。
自分でさすっても同じような感覚になるので、脚や腕やからだ全部、セルフマッサージもありです!
もう一つ、
幼児教育の七田眞さんの本には、皮膚感覚は親子関係と大きな関連があるとありました。
赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいる時にかけられていた声や気持ちを皮膚の記憶として残っているし、生まれてからのスキンシップは皮膚をとおして子供が感じていたと。抱きしめるようなスキンシップが少ないと情緒が安定しないことが多いともありました。
五感の中で一番最初にヒトが感じるのは皮膚なんですね。七田さんの本も面白かったですよ。
改めて直接触れるロミロミの良さを教えてもらった気がします。
そしてお会いするお客様にとって、自分を守ってくれている肌を見直す機会にしてもらえたらと思います。
引用
「驚きの皮膚」
「第三の脳ー皮膚から考える命、心、世界」 傳田光洋著
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